博麗霊夢の機嫌は確かに先ほどまで良かったのだ。だが今は苦虫を噛み潰し、そして箪笥の角に小指をぶつけたような表情で目の前の惨状を見つめている。理由としては一つ挙げられる。『霊夢ー、遊びに来たぜ、お茶くれよー』目の前の白黒魔法使い、霧雨魔理沙…
幻想郷では、希に異変が起こる。 幻想郷を紅い霧が覆った。 5月になっても冬が終わらなかった。 宴会が3日おきに終わりなく開催されると同時に、謎の霧が幻想郷を覆った。 ある満月の晩、夜が明けず満月が同じ位置に留まり続けた。 幻想郷中で、あらゆる季節…
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